馬鹿はあたしだなあ、

安っぽいっていうのはこういうことを言うんだろうなって思った。安っぽい涙。安っぽい女。安っぽい恋愛。あたしなんか恋未満、愛以下。

 

夜の電車にひとりで揺られながら、流れてく景色をぼうっと眺めて、イヤフォンから溢れてくるクリープハイプの激情ソング拾って、そっと泣いてるなんて、あまりにも安っぽすぎて あたしの世界はカラオケの合間に流れる映像にでもなってしまったのかと錯覚した。

 

文章にでもしておかなきゃ気が狂ってしまいそうで、誰かに言いたいけど知られたら惨めで恥ずかしすぎて死にたくなるから匿名でこんなところでポエマーぶっちゃって、ただ薄っぺらい言葉を重ねて飾り付けて流れてくる曲からベースの音をなぞってる。ほんと馬鹿みたいで少し前の浮かれてた自分に見せてあげたいくらい、もしかしたら、ううんきっと、絶対、日本でいちばんに滑稽かもしれない。

 

哀しさを表す言葉は呆れるほど見つかるのに、愛しさを表す言葉を繋ぎ合わせるのは難しくて、まるであたしの人生みたいだなあって思った。

 

こんなところにこんなこと書いたところで後に残るのは後悔と腫れた目だけなのにどうしようもないくらいあたしは馬鹿みたいだった。

 

好きですなんて言えるはずなかった。